私は花の絵が苦手です。少女漫画にあるようなキラキラなお花が描けません。
それでもペンタブを使ってトップ画像のような花が描けるようになりました。
お花を描く基本は、花びらを描いて回転コピペする。これだけです。
回転コピペで出来上がった花をどうやってリアルに見せるのか?
私がやっている方法をすべて公開&解説します。
解説画面はIllustralorですが、ほとんどのドローツールに備わっている機能を使って描いていきます。
Illustralor初心者の方でも、他のドローツールでも描ける方法です。
「始める前にお読みください」を一読していただけると作業がやりやすいと思います。
それでも、「そんな機能は自分が持ってるドローツールにないよ」とか「そんな技術、今の自分にはないよ」という方に向け、それでもできる「絵が苦手だった私が見つけた裏技」を赤枠内で公開していきます。
ご一緒に楽しくお花の絵を描いていきましょう。
描く前に、花をよく見て描きやすい花を探す
初回はガーベラの花を描いてみましょう。
ガーベラはかわいいし人気のあるお花ですね。大丈夫です。描けます。
まず描く前に描きたいお花をよく見てみましょう。
「そんなのよく聞くけど、それが上達に何の関係が?」と悩んでしまう方が多いと思います。
その疑問にお答えします。
どこを見てどうするのか?そして見て何を判断するのか?
それを他のお花と比べながら解説してみます。
色々なお花がありますね。
実際に描くのが難しそうなお花と簡単そうなお花がありますよね。
真ん中あたりにあるピンクのガーベラはどう見えますか?
他のアジサイやダリアより花びらの形がよくわかりませんか?
見るところはそこなんです。
この花びらの形なら自分でも描けるかも知れないと思ったら挑戦してみましょう。
もっと詳しく、見るポイントを徹底解説
この4輪のガーベラではどうでしょう。
ガーベラにも色々な品種がありますよ。
A
B
C
D
AからDのどのガーベラが「描きやすいな」「形が単純だな」と思いましたか?
AやDは花びらが多くて複雑ですよね。
やはりBかCでしょうか。
私はBをお勧めします。
Bの方がCよりも花の中心部分を単純な「塊」として描く事ができるからです。
「これならできそう」って思えたら描いていきましょう。
告白!お花がパーツの集合体だと気が付いたきっかけ
「塊」といいましたが、それを「パーツ=部品」と言い換えるとわかりやすいと思います。
お花を花びらと他の部分(めしべ、おしべ、がく、茎など)のパーツの集合体と考えてください。
前文に告白したように、私はお花の絵がものすごく下手だったのに、ある時から急に描けるようになったと、同人仲間には思われているんです。
密かに練習はしたんですよ(^^;)
でもそんなの他の人にはわからないから、なにか秘密があると思われてました。
その仲間にSちゃんがいるのですが、Sちゃんにも「パーツの集合体〜」と説明したんです。
でも、「わかってるよ、そうじゃなくて秘密を教えてよ!」と言われちゃいました。
すごい秘密なんてないんです。
あるとしたら、きっかけはスマホでしょうか。
お花は描けないけれど大好きだった私は、公園や街のプランターに咲くお花をよくスマホで撮影していました。
そして画像がたまるとその画像をPCにまとめて保存していたんです。
ある日、その画像を「あーこんなキレイなお花描きたいなぁ」って。
拡大したり、全体表示に変えたりしてぼーっと眺めていたんです。
そうしたら、急に気がついたんです。
「お花っていろいろな色のパーツが組み合わさっているものなんだ」って。
例えばピンクのガーベラの花なら、花びらは同じピンクでも濃かったり薄かったりする色でブロック分けされている楕円形みたいな1つのパーツに見えてきたんですね。
お花を見る「目」が、そのとき、変わったんだと思います。
どこを見て、どう考えたらお花をパーツ毎に分けて考える事ができるのか?
それを知ってからお花を見れば、お花は簡単なパーツの集合体に見えてくるはずです。
実際、私がそうでした。
それからは、お花の絵を描く事が苦手じゃなくなったんです。
とっても簡単なんです!
次にそのパーツが円形に集まっているのか?
三角形に集まっているのか?
それを判断してその形に組みたてていくだけです。
下手でも描きたい気持ちがモチベーションをあげる
どんなパーツが集まっているかが、わかるようになったら、描き始めましょう。
持論ですが、描きたい時に描くことが、最後まで書き続けられるる事ができるモチベーションにつながると思います。
そして、一番重要な事があります。
そのままそっくりに描かなくてもいいんです(力説)。
ガーベラみたいにキレイに見える形を作って、描いたパーツを組み立てていくだけんなんです。
お花っぽい形が作れたら、いくつかのパーツに少し手を加えるだけで、リアルなお花に近づいていきますよ。
そのやり方やポイントもじっくり解説します。
次回からガーベラの描き方をステップごとに分けて詳しく説明します。
目指すのはリボンをつけたガーベラのブーケです。
早速、ガーベラを描いていきましょう。