俳優の高橋英樹さんが、ご自身のブログで、2019年2月1日に、在籍していたアイウエオ企画から娘の真麻さんと共にグレープカンパニーに移籍することを発表しました。
ところがこの移籍、実は、他のタレントや俳優の事務所移籍とはちょっと違ったスタイルなので、より話題になっているんです。
なにせ高橋さん親子のタレント性は誰もが納得するものですから、その移籍となれば争奪戦が起きてもおかしくないですよね?
しかも、その移籍先が、お笑いコンビ・サンドウィッチマンさんが所属するグレープカンパニーという小さな事務所ではありませんか。
高橋英樹さんの桃太郎侍が大好きだった私としては、どうしても気になります。
事務所そっくり、そのままで移籍する事になった理由
移籍の理由として言われているのは、お嬢さんの真麻さんの結婚がきっかけだといいます。
高橋英樹さんの奥様であり、アイウエオ企画の取締役である妻の小林亜紀子さんに、これからは「好きな事ができる時間」をプレゼントしたいという高橋さん親子の気持ちからだといいます。
取材陣に対して、娘の真麻さんもお母さんに「そろそろ自分の時間ももう少し持たせてあげたい」と事務所移籍の理由をお話していました。
今流行の長期夏休みというところでしょうか。
高橋英樹さんファミリーが所属する芸能事務所アイウエオ企画は、元女優の妻小林亜紀子さんが取締役で業務を行ってきました。
お嬢さんの真麻さんも所属しています。
元々、高橋英樹さんが時代劇の仕事をするにあたって設立されたマネジメント会社で、後に制作も行なっていた老舗事務所です。
今なにに皆さん驚いているかというと、「事務所まるっとのお引っ越し」にです。
あまり聞いた事がありませんよね。
タレントさんが移籍、もしくは事務所を閉める時にスタッフ一同すべてが一緒に移籍するなんて、私は初めて聞きました。
全員引っ越しはファミリーの絆に理由がありました
高橋英樹さんといえば、昭和の銀幕スターなんですよ。
端役常連ともいう大部屋の経験がないのに、日活の主役級でデビューという異例のスタートだったんです。
まぁ、それには「撮影所内の事故で急死した赤木圭一郎さんの代役で」という理由があるのですが、、、。
しかし、高身長で、イケメンだったのは確かです。
そしてお仕事の共演で出会った奥様に一目惚れ、押しに押しまくって、ご結婚という、熱い男でもあります。
ここからが高橋英樹さんの熱い愛が詰まったファミリーヒストリーがはじまります。
独身の頃につくった飲み代の借金が、当時の金額で3500万円だと結婚後に判明。
ご自身もそこで初めて確認したというのんびり屋さん。
その時から、夜遊びなどは一切やめて、仕事仕事にあけくれ、なんと2年で完済してしまいます。
すべて、家族のため!
その後生まれたお嬢さんの真麻さんには、メロメロ溺愛のイクメンパパぶり。
愛妻家にしてイクメンパパって、21世紀の今なら生息を確認することは容易ですが、昭和の時代に「愛妻家にしてイクメンパパ」ってUMA並みです。
いませんよ、普通。
うちの父なんか、仕事仕事で、私の名前つけ忘れてて書類提出ギリギリでしたからね。
以前テレビで、高橋英樹さんが奥様の出産の苦労を話ながら、「このひとをどうしても母親に」と涙した姿はとても印象的でした。
「趣味は家族」と公言するほど、妻子を大切にする高橋英樹さんは、SNSで「うざいほど仲良し」とか揶揄されるほどのファミリー愛を持っています。
確かに越後製菓のCMみてると、英樹さんと真麻さん楽しそうですよね。
いまでは2時間ドラマやバラエティーに多く出演する英機さんですが、本当は時代劇スターなのです!
殺陣の技術は時代劇スターの中でも群を抜いています。
桃太郎侍、マジかっこ良かった!
機会があったら是非見てください!
所作の美しさや正確さ、それは二代目尾上松緑一座の舞台で鍛えられた本物です。
とにかく他の人とは一線を画す、才能が光る時代劇スターなのですよ。
なぜ移籍先がグレープカンパニー それって松竹つながりなの?
真麻さんが毎週共演していたバイキング(フジテレビ系)に出演しているレギュラーに、サンドウィッチマンさんがいらっしゃいます。
グレープカンパニーは、小さな事務所で、実は独立したサンドウィッチマンさんとその担当マネージャーさんが立ち上げた事務所なのです。
小さな事務所だから、アイウエオ企画さんのスタッフごと移籍することが可能だったのでしょうか?
共演していて仲が良く、事務所が小さい方が良いというのが理由なら、ほかのレギュラー陣も個人事務所とか持ってますよね。
MCの坂上忍さんも、ヒロミさんも。
坂上忍さんとヒロミさんが、この移籍発表を聞いた時に、困惑したという記事があります。
とすると、それが移籍のコアな理由ではないという事です。
グレープカンパニーさんは、2010年7月に設立された芸能事務所で、サンドウィッチマンさんやカミナリさん等、お笑い芸人さんが在籍しています。
しかし、とても小規模な芸能事務所であるため、大方のマネジメントは業務提携先の松竹芸能さんが行っているといいます。
ん?松竹?!
それって、かつて英機さんが主演していた松竹映画の系列ということですよね。
それなら、小さくて小回りが利くうえに、勝手知ったるで安心ですね。
関西のお仕事も関東のお仕事も、上手く回せるのではないでしょうか。
そういえば真麻さんがインタビューで、「(新しい事務所に)先輩後輩はあるんですか?」という質問をされた時、「うちの父はサンドウィッチ兄さんって言ってました」と英樹さんとサンドウィッチマンさんの楽しい関係を話していました。
こういうところが愛される理由なんでしょうね。
高橋英樹さんの事務所移籍は、家族愛と、共に仕事をしてきた仲間への愛もあわせた上に、しっかり将来の展望も考えたすごい偉業だったといえるのではないでしょうか。
パパの家族愛は永遠に不滅なのでしょう。
高橋英樹さん、これからも真麻さんと一緒に仲良く、サンドウィッチマンさんにもツッコミいれてってくださいね。
応援しながら、楽しみにしています。