家族におこった事を書いていきます。
過程から説明しますが、こんなことになっているとは、本人も家族もまったく分りませんでした。
家族が心臓血管外科にかっかっており、先日親族の呼び出しがあって行ってきました。
当人の心臓が弱っているとのことで検査。
結果、骨粗鬆症の進行で、心臓の血管が石化しているということでした。
にわかに理解出来ずにお話を伺うとに。
カルシウム不足が進行すると、血管が石化することもあるそうです。
啞然としました。
ですが治療法はあるということで、一安心です。
骨粗鬆症が原因でおこる骨折以外の怖いこと
高齢者に多いのですが、骨粗鬆症が進行すると、骨の中がスカスカになるほど骨が脆くなっていきますよね。
心臓血管外科で伺った診断内容は、骨から流れ出たカルシウムが、心臓血管に溜っていることで起きている可能性が大ということでした。
そんなことあるんですか?とストレートに質問してしまいました。
主治医には「まずは骨粗鬆症の治療をしましょう」と教えていただきました。
主治医からの説明時に、自分では「石化」と聞いたと思ったのですが、正確には「石灰化」というのだそうです。
試しに「骨粗鬆症 心臓 石化」でググっても、あまり当りませんでした。
心臓の血管の石化は珍しいからかな?なんて思っていたのですが、専門サイトでは「石灰化」なので、当たるはずもありませんでした。
ですので、ここに書きました。検索って難しいですね。
余り知られていない、カルシウムパラドックスとは
後述しますが、「カルシウムパラドックス」とは、整形外科で受けた説明にでてきた言葉です。
「カルシウムパラドックス」聞き慣れない言葉ですが、これが血管が石化(石灰化)した原因です。
骨粗鬆症がなぜおきるのか?
だれでも知っているカルシウム不足。
体内のカルシウムが不足すると、カルシウムの量を一定に保つ為に、副甲状腺ホルモンが働いて、骨や歯からカルシウムを流用し始めます。
ここまでは私も知っていました。
ですが、一度流用を始めると、ただ漏れ出していき、必要量が確保できたからといって、流出を止める事はできないとまでは知りませんでした。
驚きました。
カルシウムが必要だから流用しているのに、どんどん、骨から流用をし続けるのです。
結果、余分になったカルシウムが血管や脳、軟骨など普通はカルシウムが必要ではないところまで入り込んしまいます。
カルシウムが不足しているのに、骨や歯から流れ出たカルシウムが、体中を巡って固まっていく、これがパラドックス「逆説」といわれる理由です。
結果引き起こされる症状でよく知られているが、尿路結石や動脈硬化なのだと知りました。
予防が大切だけど、おこってから治療しても遅くない?
まず、心臓血管外科の主治医からは、整形外科に行く事を指示されました。
骨粗鬆症の治療は整形外科で受けます。
2、3の検査を受けて、結果がでたら、そこから治療開始です。
我が家の場合ですが、本格的な治療が始まるまではビタミンDが処方されました。
検査結果が出て、はじめて、骨粗鬆症の薬が処方されました。
我が家の場合、週一回のお薬になりました。
毎日や月一など他にもお薬があるようですが、必ず間違えずに続けられるお薬を選択するように求められます。
お食事や運動も大事になってきます。
もうひとつ注意することは、サプリメントです。
成分が過剰摂取にならないように、主治医に相談して指示をいただきました。
薬剤師さんにも伺ったのですが、主治医の判断が必要ということでした。
兎に角、疑問や不安は必ず主治医に聞く事ですと言われました。
これが、なにかのお役にたてたら幸いです。