まいにち

教育委員会の裏切りは女子児童の将来を消した!虐待の責任はどこに

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ニュースを見ていると感情が収まりません。

皆さん同じだと思います。

子どもを裏切った大人は、どうやってその罪を購うのか?

彼らはまったく理解していないとしかみえない。

千葉県野田市の女子児童が、学校のアンケートにおいて、「お父さんにぼう力を受けています。先生、どうにかできませんか」と回答していた。

だがよりによって、野田市教育委員会は、この回答のコピーを加害者であるその父親に渡してしまった。

呆れると同時に、なんともおさまらない感情がわき出してくる。

しかも渡した理由が「威圧的な態度に恐怖を感じ、屈してしまった」と説明した。

それよりも、もっと怖い思いをしていた女子児童に、その後何がおこるか考えなくともわかるはず

今回もなぜ?と問うてもムダなのでしょうか。

今回、野田市教育委員会が、子どもを裏切った事はどういうことなのか整理してみたいのです。

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なにが起ったのか?ではなく、なにゆえに起ったのか?

 

自分が楽になりたいがためだけに、コピーを渡した野田市教育委員会。

自分のなすべき事を放棄して、自分だけが安全地帯に逃げた野田市教育委員会。

なにが起ったのか?ではなく、何故に起ったのか?それがこの問題のコアになる部分だと思います。

野田市教育委員会が持っていたアンケートの記述内容は、父親から「夜中に起こされたり、起きているときにけられたりたたかれたりされています」と書かれています。

攻撃している側に攻撃されている側の情報を渡したらどうなるのか

優秀な教育者の集団である野田市教育委員会の面々はわからなかったのだろうか?

野田市教育委員会には、このように訳の分からない主張でねじ込んでくる輩に対する危機管理マニュアルはなかったのだろうか?

なかったとしても、2重3重に理解できない行動を野田市教育委員会はとっています。

第一に、同意書なるものを持って来たとして、それが何になるのだろうか?

同居している普通の親子関係なら、同意書など必要なく会話で情報交換すれば良いだけ。

同意書があるから情報を開示しろと言っている時点で、おかしいと思うべきです。

非常事態です。

第二に「威圧的な態度に恐怖を感じ」と言い訳していますが、それって恫喝ですよね。

普通の会社や法人にそういうヒトがきたら、どうしますか?

然るべきところに通報します。

いじめ撲滅をうたっている優秀な教育者の集団である野田市教育委員会は、このような事態に対するマニュアルはなかったということです。

危機管理能力がないと断してもいいのではないでしょうか?

そして、最も問題があると私が考えるのは最後の一点です。

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過去も将来もすべての信頼も投げ捨てて自分だけの安全を選んだ。

 

いじめ問題は昭和から続く、必ずなくさなければならない事なのです。

これまでも、いじめの犠牲になってきた子ども達がたくさんいます。

そのまま成人しても、やる側の学生時代のノリが捨てきれず、会社内でいじめ=ハラスメントをしてしまうヒトもいます。

根本から変えていかなければならない。

いじめは止めさせなければいけない。

見えなくなるから、ないのではなく、見えないところまで手をいれて、改善していくことが必要なのです。

にもかかわらず、「屈してしまった」などどいう大人なら理由にもならない理由で、野田市教育委員会は守るべき児童を自分の盾にして、自分だけ安全地帯に逃げたたのです。

裏切りでしかない。

しかも、百歩ゆずって一時は恫喝に屈したとしても、その後のフォローや連携で防げた悲劇であると教育素人の私でも理解できることです。

野田市市教育委員会は、自分たちは何をするべき立場なのか理解していないとしか思えないのです。

それが第三の問題点です。

裏切りの結果には、二度と信頼は戻ってきません。

子ども達は、もう、あなた方を信じない。

アンケートに真実を書き込む事はないでしょう。

裏切る大人が学校よりも上の組織にいるのですから。

身に降り掛かる痛みと屈辱に耐えに耐え、自分だけで対処しなければならなくなりました。

教育委員会が裏切ったら、もう、助けはなく、苦しい毎日が続くだけです。

絶望の末に悲劇を選択する子どもが増える可能性が大なのです。

裏切りの代償が自分たちだけに来ると思っているなら間違いです。

自分の一時の安全のために、弱いものを切り捨てたのです。

野田市教育委員会の本当の罪は、女子児童を見捨てただけではなく、もっと大きな将来を台無しにした事です。

もう、何十年もいじめ問題と戦い続けてきた人々の苦悩も血も涙も、この野田市教育委員会の対応によって、ゴミ箱に投げ捨てられてしまったのです。

もう子ども達は、あなた方を信じない、その先に待っているのは以前よりも、もっと闇深くなった未来だけです。

このことからも、野田市教育委員会には、当事者意識がまったくなかった事が、よくわかります。

反省して再出発することを教育の立場では推奨しています。

ですが、それは若い、これから学んでいく子どもには言えますが、いい歳をした大人の野田市教育委員会には適応されないでしょう。

自分たちがやってしまった結果、これからおこる危険な未来をどう回避していくのか、野田市教育委員会は今そこまで考えていますか。

あまりにも杜撰で身勝手な今回の対応に、由々しき事として文部科学省も調査を始めました。

これからを生きる子ども達のために、この問題の完全なる調査と関係者ヘの厳重な指導を願うばかりです。

野田市教育委員会のためではありません。

子ども達の未来のためです。

最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。沈黙は、暴力の陰に隠れた同罪者である。
byキング牧師

 

 

 

 

 

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